Ambivalent Wanderer

脳科学(認知科学)、ロボット、現代美術。興味があること、考えたことについて細々と書いています。

スマホしか使わない人間はデジタル・デバイドの餌食になっている

こんにちは、Mikenerianです。


Mikenerianらしからぬ釣りタイトルご容赦ください。

今回は完全に私見を述べたブログですので、学術的根拠は全く登場しません。

最近某会社の社長が着服で逮捕されたり、その金額が超膨大だったりしたため、
自分の中で格差について考える機会が多いので、デジタル・デバイドについて考えを整理したいと思います。


私の主張は明確です。


スマホしか使わない人は、現在のIT環境においてデジタル・デバイドの餌食になっています


過激な言い方をすれば、IT社会において常に「作る側」ではなく「使う側」に周り、搾取されるだけ搾取され、生産性の低い次元に留まり続けることになります。

具体的な次元でいえば、「情報を検索する」、「文章を書く」といったタスクだけでなく、「買い物をする」、「音楽を聴く」といった日常的な営みですら非効率です。




それに対する対策もまた明確です。

パソコンを、買いましょう!


別に販売不振に嘆いている業界の回し者ではありません。でも、もし家に一台も無いなら、買いましょう。
もし家にいてスマホポチポチしているなら、せめてパソコンでネットサーフィンしましょう。

ちなみにタブレットスマホと同類です。
タブレットより、パソコンのほうが「まだ」デバイスとして優秀です。

以下、詳しく解説していきます。


f:id:Mikenerian:20181124192121j:plain

パソコンを使わない若者たち

私も大学院生なので今までに何度とレポートを書いてきましたが、まさかスマホでレポートを書く大学生が実在するなんて思ってもいませんでした。
さすがに普段持ち歩かないだけで、ほとんどの大学生はパソコンを持っていると信じたいです。

しかし以下の記事にある通り、パソコンをほとんど使わない学生は増えているようです。。
nlab.itmedia.co.jp


パソコンを使ってはいないものの、パソコンスキルが重要だと思っている人も多いようです。
lab.testee.co


そう考えると、パソコンを(あまり)使わない人の
スマホあればとりあえずなんとかなるし、パソコンみたいな面倒くさいもの使わなくてもよくね?」
という心理が見えてきます。


さらに、大学生はレポートを書く必要性からパソコンを(やむを得ず)使うことも多いと思いますが、職業によっては全くパソコンに触れない人も多いのではないでしょうか。

そういった環境を考えると、「昔はパソコンなんてなかった」と言っていたおじいちゃん世代の方々と同じくらい、「今はスマホがあるからパソコンいらないや」と言っている若者は、パソコンについて無頓着だといえます。



パソコンを使わないなんてあり得ないと個人的に思う点

パソコンを使わなくても生きていけますが、パソコンがないと僕はもう生きていけません。
そこでパソコンじゃないとできないことを列挙してみます。

  • プログラミング
  • ブログの執筆
  • 論文の閲覧
  • 論文の執筆
  • 動画の編集
  • 画像の編集


このうち、本当に出来ないのは「プログラミング」だけかもしれません。

しかし、プログラミングをしないということは、自分で「作る側」には絶対に回れないわけです。
小学生のプログラミング授業が必修化する中で、その状況は完全にデジタルデバイドです。
だから、パソコン買ってプログラミングを学びましょう!

…とまではさすがに思いませんが、問題はプログラミングをやるにはパソコンが当然必要なわけで、パソコンしか使わない人間はプログラミングを理解するのに相当高いハードルがあるということです。




それ以外の項目は、ぶっちゃけパソコンがなくてもどうにかなります。

しかし効率が圧倒的に違います。

文章の執筆速度は、現状キーボード入力が最速です。(これが変われば次のブレイクスルーが来ると思います)
動画の編集だって今はスマホでできるようになりましたが、処理速度はパソコンのほうが上ですし、細かさもパソコンのほうが上です。
要は生産性が高いのは圧倒的にパソコンなわけです。

それだけでなく、キーボード入力が早いということは検索効率も高いわけで、買い物なんかもパソコンのほうが早いわけです。
数百万人が買い物をパソコンにすることで、その時間を他のことに割り当てることができるようになるはずです。



知らないことが問題

ここまでで、パソコンのほうが生産性が高いことを述べてきました。

問題なのは、そのような「情報」を知らないまま日常を過ごすことになる状況です。


まず対応策として、プログラミング教育必修化に代表されるよう、小・中での教育を強化することが必要です。
お絵かきツールで遊んだり、ググった情報を模造紙に書いている場合ではありません。


しかし、それだけではパソコンの利点を充分に理解できないままです。


パソコンの導入ハードルを下げ、パソコンが便利だということを知る機会が、もっと増えるべきだと思います。

例えばMicros◯ftでOfficeを購入しなくても、Libre Officeなど無料で使えるツールがあります。

直感的操作のスマホよりも、キーボード入力が早いということも慣れれば分かってきます。


そういったリテラシーを多くの人に伝える機会を作る。これ、デジタルデバイドをデリートするためのロードになりそうですね。

超拙いラップで締まりが悪いですが、これにて。